おうちモンテ賃貸では難しい?世界一やさしいおうちゆるモンテッソーリから学ぶおうちモンテ

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我が家は1歳の子供との3人暮らしで2DKで暮しています。

広さでいうと40㎡くらいの賃貸です。

そうなると日々の暮らしで物が増えるだけで置き場所に困ったりもしています。

そんな我が家ですが、おうちモンテッソーリというものを知り、どうにか手狭な賃貸でもできることはないかと考えて実践したものをまとめました。

考え方を教わった本を中心に紹介したので是非参考にしてください。

おうちモンテは狭い賃貸では難しい?

結論から言うとおうちモンテは狭い賃貸でも可能でした。

私も最初はSNSで子どもの教具が一つの場所にきれいに並べられている写真を見て、「これは広い家だからできることでは?」と思っていました。

しかし、おうちモンテとは“教具をきれいに並べて与えるもの”ではないということを下記の本を読んで理解しました。

おうちモンテで大切なことはモノではなく以下の3つができているかということ。

  • 子どものが自立するためのサポートになっているか
  • 子どもの時間と場所が守られている
  • おとなも無理なく暮らせる場所か

出展:世界一やさしいおうちゆるモンテッソーリ 菅原陵子著

言われてみれば、家で普通に暮らしているだけで子供は「私もやりたい!」と言わんばかりに手を伸ばしてくることがあります。

これはすでに自分でやりたいことを選んでいるということ。

であればあとはその子供の年齢に合わせてできることを要素で分解して渡してみることでモンテッソーリ教育の「自分で選ぶ→繰り返す→集中する」が体験できるのかと納得ができました。

もちろん教具には間違えが自分で分かる仕掛けがあったり、簡単なものから複雑なものに進むようになっていたりいい所どりではありますが、おうちモンテの根幹を考えれば狭い賃貸でも可能でした。

我が家で実践している賃貸でもできるおうちモンテ3選

本書を読んで私なりにかみ砕いて我が家の生活に取り入れたものを3つ紹介します。

あくまでも私が本書を読んで取り組んでいることになります。

本に書いてあったものを参考にして、こういうポイントで行うと家庭の中のことが学べるのではないかと考えて行っているのでこれが正解ということではなく参考程度に見ていただけると嬉しいです。

一つ目は、お片づけをお願いすることです。

ポイントは下記のことです。

  • 説明と動作は別々に行う

例えば、「ブロックはブロックの袋に入れます」と宣言してからやって見せています。

このポイントは特に初めてやることや難しいことをやってもらうときに使っています。

慣れてくると「ブロックのお片付けお願いします」で話が理解できるようになります。

二つ目はお着替えや靴の着脱です。

ポイントは2つです。

  • 短い文章で分かりやすく伝える
    • お散歩行くよ。靴をはこう。
  • スモールステップで伝える

例えば、靴を履くときには一つ一つの工程を説明しながらはかせています。

「まずは、左(左足を触りながら)の靴から履くよ。」

「靴のべりべりをはがして」

「靴のべろをだして」…

このように毎日行っていたところ脱ぐ時もはくときもべりべりは自分で剥がすようになったり、つま先を自分で入れたりとできることは増えてきたように感じています。

もちろんべりべりを貼ったりはがしたり10分程度やっていることもありますが、それは気が済むまで待てるときは待っています。

三つ目は、お風呂やお出かけの準備を自分でしてもらうことです。

ポイントは2つです。

  • ものの住所を決める
  • 同じタイミングで使うものはまとめておく

例えば、お風呂の準備では風呂上りにはく夜用のおむつと下着(ロンパースシャツ)とパジャマと子供用のバスタオルは同じ場所に置いています。

以前まではおむつはおむつコーナーに昼用のおむつと置いていましたが、子供が自分のことを自分でできる達成感を味わうことができるように場所を変更しました。

このことで「お風呂セット持ってきて。お風呂セットは夜のパンツ(夜用のおむつ)とシャツとパジャマとタオル一つづつだよ」というと持ってくることができるようになりました。

1か所にあることであっちこっち行って集めるという難しい工程をなくすことができ1歳でもできるようになりました。


もちろんそれぞれで説明したポイントは他のことにも応用できるので子供が家庭のことに興味をもってやりやがったタイミングで検討して上記ポイントを使い分けています。

そう考えると意外と家庭の中で子供にどうしてもやらせられないことってそんなに数が大きくないのかなと思います。

例えばどうしても大人用の包丁が使いたいという要求にはこたえられないけれど(まだ1歳なので…)お玉なら渡せるし、お玉にボールをのっけてお椀に移すとかならできるので、

包丁に興味を示したら、キッチン用品を使ってみたいのかな?という発想の転換で出来そうなことにステップダウンして考えるとよいと思います。

“世界一やさしいおうちゆるモンテッソーリ”ってどんな本?

“世界一やさしいおうちゆるモンテッソーリ”はモンテッソーリの考え方の根底を噛み砕いて説明している本です。

SNSを見ているとついカラフルな教材がきれいに並んだ棚を見てまさしくこれがおうちモンテッソーリだと感じがちですが、教具を集めることがすべてじゃなくて

こういう考え方をすると日常生活で出来ることがたくさんあるよ、と教えてくれるような1冊でした。

具体的な“おしごと”の例がたくさんあるわけではにけれど、考え方や取り組む際のポイントを教えてくれているので日常生活で子供がやりたがった時にこんな風にしたらできるかな?と考える基盤になります。

そうすることで出来ることが一つづつ増えているのでこれがおうちモンテッソーリの肝なのではないかなと感じることができる本です。

“世界一やさしいおうちゆるモンテッソーリ”はこんな人におすすめ

“世界一やさしいおうちゆるモンテッソーリ”がおすすめなのはモンテッソーリ初心者で学んでいく意欲はある方とSNSの映えモンテッソーリを試したけどなんかうまくいっていない人です。

つまり、モンテッソーリの根柢の考え方を消化できていない人です。

逆に言えばモンテッソーリについて学び理解を深めた人にとっては少し優しすぎる本かなとも思います。

そのため、どちらかと言えばおうちモンテ初心者で「おうちで出来ることを増やしたい…」「賃貸でもできるモンテッソーリ教育が知りたい」とSNSを見て探している人にはドンピシャの本かと思います!

是非お手に取ってみてください。

 

 

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